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入学してからより浪人してた時の方が地に足がついていた気がする(爆)
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◆まざ~ずでいの思い出~前編~◆






「Pさま、明日休みを頂きたいのですが…」

今日何度目かも分からない台詞を聞かされ、ポーキー、いや、キング・Pは深い溜息をついた。

「もういいよ…言わなくても…勝手に帰れば良いじゃない」
疲れ切った様子で、マイクに言葉を投げ付ける。

「あっ…、はっ!ありがとうございます!」

ビシィ!!!
…と、少しキングの様子を伺いながら敬礼し、ブタマスク大佐は部屋を出て行った。



「…………」

何が。


「何が、『母の日』だ…」


クモマシンの中に横たわりながら、ポーキーは、一人愚痴を零した。


そう、『母の日』なのだ。
そんな馬鹿げた日を理由にどいつもこいつも休みを貰いに来る。
…多分『母の日』とは、サボりのために用意された日なのだろう。
ポーキーはついにそう考える様になった。







正直、キングには『母の日』の意味が解らなかった。
その日に何をするのか、何のためにあるのか。

例えば『サボテンの日』を勝手に彼が作ったとしても、誰も、
その日をサボテンに捧げたりはしないだろう。ただ『あ、今日サボテンの日だ』

で終わるに違いない。それと同じだ。


「母…」

そう呟いて、ポーキーは顔を歪めた。
ろくなものではない。
それに。 それに、ポーキーはその言葉に何故か恐怖さえ感じていたのだ。
しかもその恐怖の正体がそもそも何なのかが分からない。
というわけで、彼は『母の日』自体に底知れぬ恐怖を抱いていた。

「…………」


天井を見つめる。
鉄製の、ただただ無機質な天井を、ひたすら見つめる。


長い旅をしてきた。
時空をあちこち彷徨って、手当り次第にぶち壊して…



何の為に?






「……………」






わからない。









…ま、何の為にせよ、ポーキー自身が疲れ切っているのは確かだった。
目を閉じる。
くらやみ。
くらやみ。

くらやみ――………













気がつくと



ポーキーは、

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